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ピーマンが黒枯れ病でほぼ全滅しました。。。(涙)

こんにちは、
ブログへのご訪問ありがとうございます。
にじのわファームの井上です。

農薬と化学肥料は使わず、
有機栽培で雑穀と野菜を育てています。
子どもも喜んで野菜を食べると好評です ^ ^

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ネットショップ(6月下旬から再開予定)
https://nijinowa-farm.shop/
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農業って難しい!と思う今日この頃です。
(前向きです)

理由は
先週ピーマンに黒枯れ病が蔓延し
ほぼ全滅したからです(涙)

梅雨時は高温多湿になりやすく
野菜に病気が発生しやすい時期です。

野菜の病気のほとんどは細菌によるもの。
空気がじめじめするとカビと一緒で繁殖します。

黒枯れ病は糸状菌の感染が原因で
葉や茎に黒褐色の斑点が広がり、
葉がひきつれて枯れてしまう病気です。

下の写真が黒枯れ苗にかかった様子です。

ひどいときは1〜2日で畑全体に蔓延して
1週間以内に全部が枯れてしまうような
農家にとっては悪夢のような病気です。。

黒枯れ病が発生したら広がらないように
根っこから引き抜いて株ごと畑から持ち出して廃棄。

農薬を使う慣行農法であれば
黒枯れ病用の農薬を散布して殺菌し蔓延を防ぎます。

私の場合は農薬は使用しません。

今回ピーマンと甘長とうがらしの異変に気づいて
枯れた株を十数本引き抜いて廃棄したのですが

その2日後に畑を見ると
畑の半分くらいに黒枯れ病が蔓延して
葉がしおれてひきつれて枯れ始めているではありませんか。。

これはやばい!!

ニンニクがサビ病で全滅した経験から
このままだと畑にあるピーマン、甘長とうがらし、ナス全部が
ダメになってしまう!!

非常事態と直感!

とにかく病気が進んでいる株、弱っている株を
全部引き抜いて畑の外に持ち出しました。

全部で300本以上はあったかな。。

元気に育って実をつけ始めていて
これから収穫というタイミングだったのに (T ^ T)

それでも病原菌はまだ畑に残っているわけで
呆然としている暇もありませんでした。

農薬以外の方法でやれること、
木酢液を散布し
苦土石灰をバサバサと振りかけました。

下の写真が苦土石灰をまいた状態です。
この数日後に小雨があってだいぶ洗い流されました。

木酢液は静菌効果があり(殺菌効果はありません)
予防効果が期待できます。

苦土石灰をまくと褐色斑点病になった作物が回復した
という事例があります。

あとはこれ以上病気が広がらないのを
願うしかありませんでした。

それから毎日畑の様子を確認していますが
3日以上たっても病気が広がらないようなので
ひとまずおさまったのかなと一安心しながら静観しています。

ピーマンは10数株、甘長とうがらしは200株くらい
生き残ってくれています。

ピーマンはほぼ全滅で、甘長とうがらしは半滅、
発生源から離れていたナスは無事という状況です。

最初に気づいたタイミングで甘くみず
もっと深刻にとらえて木酢液や苦土石灰の対処をしていたら
被害をもっと少なく抑えられたかもしれません。

自分の栽培技術不足とミスジャッジです。

ニンニクのサビ病のときも思ったのですが
農業って難しい!!

特に農薬を使わない場合、
病気や害虫への対策が限られてしまいます。

農薬って減産防止と安定供給のための道具なんですよね。

農薬を使わない農家は、
農家全体の0.5%程度という数字もうなずけます。

篤農家さんから
「農業をやってると作物の全滅を必ず経験するよ!」
とアドバイスいただいてましたが
それを実感しています。

悔やんでいても仕方ありませんし
農薬を使わない農法を選んだのは自分の責任なので
この経験を前向きにとらえて、次に生かせるようがんばります!

それでは
美味しくて立派な作物の収穫を目指して
今日も張り切って農作業に勤しみます!

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