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さつまいもの伏せ込み。改正種苗法の利用許諾をとっています。

こんにちは、ブログへのご訪問ありがとうございます。
にじのわファームの井上です。
農薬と化学肥料は使わず、有機栽培で雑穀と野菜を育てています。
子どもも喜んで野菜を食べると好評です ^ ^

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最近娘の口調がちびまる子ちゃんに
似てきていて苦笑してしまいます。

雨が降ったりやんだりの天気ですね。
桜が開花したところで雨が降って残念です。

毎日1時間単位の天気予報と雨雲レーダーと
にらめっこしながらやる作業を決めています。

昨日の午後はパラパラ雨だったので、
さつまいもの種芋の伏せ込みをしました。

さつまいもは種芋を植えて芽出しさせ、
伸びたつるを「つる苗」として定植します。

この伏せ込みから育苗をするのは今年が初めてです。

虫喰いだったさつまいもも伏せ込んでみました。

種芋伏せ込みの前傾作業で背中が軽い筋肉痛。。

育苗期間は大体40〜50日間。
うまくいくかドキドキです。

伏せ込みでは、さつまいもの向きを揃えて
20cm間隔で植えました。

さつまいもの向きを揃えるのは
芽が出るところを揃えるためです。

種芋には頂部(頭)と尾部(お尻)があり、
頂部の側から芽が出ます。

種芋の頂部の高さを揃えて15度ほど傾け、
尾部が床土の中に入るように伏せ込みます。
水平に伏せ込んでもいいそうです。

そして頂部が隠れる程度(2~3cm)に覆土し
灌水して保温用のベタがけと
ビニールトンネルをたてました。

さて、この種芋からの育苗作業ですが、
改正種苗法での「農家の自家採種・自家増殖」行為にあたります。

農家が種採りしてそれを次の栽培に使う行為です。

品種によっては、
その品種を開発した育成者に利用許諾を取る必要があります。
(登録品種と呼ばれ、種袋等にPVPマークが付いています)

今回のさつまいもの品種は「紅はるか」といって
農研機構さんの登録品種です。

そこで農研機構さんのHPを確認して申請し
利用許諾をいただきました。
利用料はかからず無償です。

HPに書かれている文章だけでは
解釈に悩んだ点があったので
電話で問い合わせしたところ、
とても親切に丁寧に回答いただきました。
ありがとうございます。

種苗法の改正については色々な意見があります。

私は農家なので、違法しないよう
営農に必要な情報をとっていきます。

すると種苗法にかかる登録品種は結構少なくて、
自家採種・自家増殖してよい一般品種が
ほとんどだということに気づきます。

登録品種の場合も然るべき手段で申請すれば、
今回のように無償で利用許諾がとれたりします。

私は自家採種している品種は少なくて、
交配種の種を購入して栽培しています。
そんな私に限っての話なので、
そうでない場合もあるかもしれません。

品種開発してくださった育成者さんに
感謝しながら、栽培させていただきます。

【補足】
家庭菜園で栽培して自家消費をしている場合や、
趣味の場合は、この種苗法による自家採種の制限はありません。

農林水産省 種苗法の改正について
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/syubyouhou/

農研機構 登録品種の利用許諾について(農業者向け)
https://www.naro.go.jp/collab/breed/permission/index.html

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