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育苗も大事な畑作業!子ども達のお手伝い ^ ^

こんにちは、ブログへのご訪問ありがとうございます。
にじのわファームの井上です。
農薬と化学肥料は使わず、有機栽培で雑穀と野菜を育てています。

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昨日に引き続き鉢上げ作業をしました。

写真は鉢上げ直後で、
ちょっとくったりしている
甘長とうがらしの苗です。

この後たっぷり水やりをすると
翌日には元気にまっすぐ立ってくれます。

鉢上げ作業ですが、
息子と娘が手伝ってくれたおかげで
作業が順調に進んで、
予定通り2日間で鉢上げ作業を
終わらせることができました。

2日間で鉢上げした苗の数は約1,200個。
子ども達、ありがとう✨

農家の作業は、
一つ一つの作業をみると
単純で単調な作業の繰り返しです。

でも、作物と畑と天候の様子をみながら、
複数の作物に適した栽培スケジュールで管理して、
秀品率を上げて収穫・出荷となると、
想像以上に難しいことを実感しています。

また、農業というと畑での作業を
想像しがちですが(私もそうでした)、
この育苗も大事な畑作業の一環だということを
農家になって感じています。

冬野菜では育苗に何割か失敗していて、
それが作物の生育にも結構ひびきました。

やはり「苗半作」
(苗づくりが成果の半分を占めるくらい重要)

ついつい畑での作業に
意識を優先させてしまいそうになるのですが、
「育苗をなめたらいかん」
「育苗も畑作業」
ということを痛感しました。

なので、
この夏野菜からは育苗にも
意識を集中しています。
(就農3年、今さらで、、遅いのですが、、)

そうすると、
今まで気づかなかったことに気づきます。

例えば、育苗箱の種まきの間隔。
今回、はからずも1列10個以内と
1列13個くらいの種まきの育苗箱が
混在したのですが、
10個以内の方が生育状態がよかったです。

1列13個だと種同士の間隔が短くなります。
そうすると苗の葉っぱが
隣の苗と触れ合うので、
光を求めて茎が上の方に余計に伸びてしまうんです。
これを「徒長」と呼びます。
徒長した苗は茎が細いので、
水やりしたときに曲がってしまうんです。

そうなると生育に悪影響が出てしまいます。

下記の写真が徒長して曲がった苗↓

こちらが徒長していない苗箱です↓

このタイミングで徒長した苗は
鉢上げの際に、
茎を深めに植えて補正します。

種まきの間隔も
十分な余裕をとって何cmと決めて
種をまかないといけないなと、
なんとなくの作業でなく、
基本に忠実に丁寧にやることが大事と、
取り組む姿勢を考え直しました。

農業は基本が大事!
肝に銘じます!

話はかわって、
冒頭で子ども達が手伝ってくれたことを
書きましたが、
畑嫌いの息子が手伝ってくれたことは
我が家の一大事です。

作業中は好きなゲームの話を
ずーーーっとしていました。

息子の成長と
親子コミュニケーションの改善を
感じることができました。

気候もあたたかくなったので、
今季は息子にもちょくちょく
手伝ってもらおうと思います。

そう話すと息子は嫌そうな顔をしますが、
まんざらでもなさそうな感じなので、
息子の活躍に期待しています ^ ^

娘は遊びの延長のようで、
ポットに土をつめて土屋さんと言ったり、
ポットを並べてマフィン屋さんと言ったり、
ポットをコンテナに入れて運んで郵便屋さんと言ったり、
楽しんでやってくれました。
ありがとう💕

子ども達のおかげで
鉢上げの作業がはかどって、
本当に感謝しています。

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