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栽培計画をたてています

こんにちは、ブログへのご訪問ありがとうございます。にじのわファームの井上です。
農薬と化学肥料は使わず、有機栽培で雑穀と野菜を育てています。

農閑期で畑での作業は少ないですが、その分デスクワークをします。

栽培計画をたてて、その計画に沿って必要な種や資材を算出、ホームセンターで買い出ししたり、オンラインショップで注文したりしています。

就農したての1年前は栽培計画をどうたてたらいいのか、まったくわかりませんでしたが、1年間栽培を経験したことで、なんとなく計画がたてられるようになってきました。私がどんなふうにたてているかご紹介します。

●栽培計画表

畑ごとに何の作物を、いつからいつまで、どれだけの面積で栽培するかを計画表にまとめていきます。私の場合、雑穀と旬の野菜を少量多品種で栽培するスタイルなので、ちょっとこまかくなります。

計画表はExcelでつくっています。
横軸が時間軸、縦軸が畑ごとの面積(区画)です。面積は1畝(100㎡)単位で計画します。実際の畑はそんなきれいに区画が区切れないのですが、畑の現実に合わせて計画表を細かくしすぎるとわけが分からなくなるので、便宜的にこうしています。

私がこの春から耕作する畑は、圃場が全部で4枚(4ヶ所)あります。
・高見丘① 約2,200㎡
・高見丘②  約800㎡
・東原   約2,500㎡
・富丘   約1,700㎡
—————————————-
 合計   約7,200㎡(7.2反)

それぞれの圃場で、何を、いつからいつまで、何畝、栽培するかを計画表にざっくりと記入しています。私の住む静岡県磐田市は温暖な地域で雪も降らないので、冬の間も野菜が育ちます。畑を有効利用できるように、春夏野菜と秋冬野菜の一年分を計画します。

今年は、雑穀で約1,600㎡(1.6反)、野菜で約5,000㎡(5反)を計画しました。空いた面積はビニールハウスや通路などです。
雑穀は「うるちアワ」を中心に、来年の種用に「もちアワ」「もちキビ」「高キビ」「ヒエ」「アマランサス」を一通り栽培します。野菜で一番多く栽培するのは「へちま」です。へちまタワシにして出荷するためです。

何を栽培しようかな〜と、計画をたてている時間が一番ワクワクします。実際に身体を使って畑作業を始めると、計画通りにいかないことが多々あり、そのたびに反省しています。

●必要な種苗数の算出

栽培計画表で、どの作物をどれだけの面積栽培するかまとめたら、そのために必要な種子や苗の数を算出します。こちらもExcelで作業しています。

雑穀も野菜も栽培する際の畝間と株間の長さが決まっています。その数値に沿って、栽培面積内に畝が何本たてられて、一本の畝に株を何本植えられるかを計算します。栽培する株数が算出されれば、あとは歩留りを考慮して多めに種や苗を注文していきます。

種はいずれ自家採種したいと思っていますが、まだそこまで手が回らないので購入しています。その場合も在来種や固定種がいいなと思いますが、栽培技術にまだ自信が持てないので、F1の種を買うことも多いです。

と、こんなふうに栽培計画をまとめて準備をしています。
Excel作業なので、前職でExcelを使ってた経験が生きてよかったです。

作付け計画をたてる際、収益性も考える必要が当然あるのですが、駆け出しの私の場合、まずは安定的かつ定期的に出荷できるような栽培技術を身につけることが先決です。そのため今年の計画では収益性までは考慮できていません。今年一年栽培してみて、その経験をデータにして、来年の栽培計画から収益性を盛り込んでいこうと思っています。

とにかく、今年の目標は「計画をたててやりきる」なので、それに向かって励みます!

ここまで読んでくださってありがとうございました。

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